最近長距離バスツアーの事故が相次いでいます。
そして事故を起こした運転手は
「とても眠くてきつかった」と訴えています。
長時間にわたって、しかも夜間に運転しなければいけないというのは、
どんなに慣れていても、プレッシャーであると思います。
しかも、ホテルで昼のうちに仮眠しなければいけないと指示されても
なかなか寝付けない人も多いのではないでしょうか。
これらの事故に限らず、
公共交通機関の大きな事故は、ほとんどが睡眠障害と密接にかかわった
ものです。
多くの人の命を預かり、一瞬の気のゆるみも大きな事故につながりかねない
従事する人にとっては、睡眠の質の向上は何よりも優先させるべき
課題です。
こういう人たちこそ、睡眠の大切さを知り、不規則な生活の中でも
できる限り良質な睡眠をとる方法を身に着けてもらいたい。
すぐにできる対策としては、部屋の窓に遮光カーテンを取り付けること。
夜勤明けなどで帰宅するときは、サングラスをかけることです。
人間も動物なので、太陽の光を感じると、眠りにくくなってしまうためです。
あとは、心地よい眠りには体の疲労が必要なので、
帰宅後にはお風呂にゆっくりつかって、体をつかれさせる。
あるいは、軽くウオーキングをしてから眠るとうのも有効な方法です。
調整をしないと良い眠りにたどり着きにくいので
少しずつ試すことが大切です。