睡魔に打ち勝つスタンフォード式「アンチスリーピング」メソッド
スポンサーリンク




アメリカ人が会議で眠気に襲われないわけ?

「会議の時に眠たくなる}

これは多くのビジネスパーソンが抱かえる悩みですが、日本の会議では

アメリカ以上にうなだれている人が多いですね。

眠気について人種差があるというエビデンスはないです。

もしそのような報告があっても、緯度の違いによる日照時間や平均気温

などを厳密に検証しないといけません。

そもそもアメリカ人といっても白人、黒人、ラテン系、アジア系もいます。

西海岸は特にアジア系が多いですが、会議でうとうとすることはめったにない。

会議中の眠気は生理的な問題ではなく、多くの場合、会議の「運営法」に

問題があるのでしょう。日本の場合、会議は長時間で、メンバーも厳選されておらず、

「とりあえず顔を出して座っているだけ」の人も多く含まれていたりします。

また、会議の進行がが固定されていて、「誰が冒頭で説明し、それについていつ、

誰がどんな意見を述べるのか」が暗黙の内に決まっているような気がします。

日本でセミナーをするときは、決まって終わりに質問コーナーがありますが、

なかなか最初の一人の質問が出ない場合が多く、沈黙が続くと、座長や

その大学の教授が、「○○さmm、何か質問ありますか?」と、質問者を指名

します。アメリカでは絶対にないことです。

アメリカの会議は短い。1時間、あるいは30分など、終了時間があらかじめ

決まっていて、要件がおわればそこで会議終了です。

終了時間が設定されているので、多くのメンバーは次の予定が入っています。

メンバーも必要最小限で、そして参加したメンバーは、必ず、自分から発言

します。質問コーナーでなくても、聞きたくなければすぐに質問するし、

意見も述べます。特に西海岸では、深く考えなくてもとりあえず意見を言う

人が多い。「意見を言わなければ、後で文句を言ってもだめ」という風潮です。

これはアメリカに「発言しないものはそこにいないのと同じ」という文化が

あるためです。小学生でも黙っていると授業に出ていないとみなされます。

黙っていることさえ価値がないのですから、会議や授業中に眠ることは、

言語同断なのです。

会議は覚醒の強いスイッチとなるので、積極的に発言すれば眠気は感じずに

すみます。アメリカでは学長であっても、「よくわからないのですが」

「聞き逃したかもしれないのですが」と質問する人もいます。

全体をりかいしようとしたり、理解を深めようとしたりしているのですから、

「わからない」というのは恥ずかしいことでも何でもないのです。

専門外の話だと的外れなことを質問しても、「それは当たり前」という認識が

みんなにあるので、ためらいもありません。

ハウツーのみならず、エビデンスをお伝えしているのは、知識は力となり

ます。正しい知識があれば、人から与えられる間違った情報を排除できるし、

自分自身でハウツーを作り出し、時代の変化に合わせてアップデートもできます。

ミーテイングでは質問しましょう。細かなことでもいいから発言しましょう。

疑問はその場で解消しましょう。そう強く思えば、眠気も消えてしまいます。

日本人が、学校でも、地域でも、デスカッションの機会が少ないと思います。

なので、アメリカ西海岸では、韓国系が多く、声が大きいだけで、意見が

十てえしまうんではないでしょうか。日系あまり、出しゃばらない、反論しない、

なので、従軍慰安婦の嘘が真実のように流布されたりするのではないでしょうか?

「覚醒ニューロン」をとことん利用する

覚醒系を司る神経細胞(ニューロン)は複数あり、機能を分担しています。

それを利用して眠気を撃退する方法をぜひ覚えましょう。

覚醒の時に活発になるニューロンとしては、ノンアドレナリン、セロトニン、ヒ

スタミンがあります。オレキシンも覚醒と関係しています。なかでも最後に見つ

かったオレキシンは親玉的存在で、ほかの覚醒系物質を支配しています。

ドーバミンについては意見がわかれますが、地震のときに飛び起きるとか、

火事場のバカ力を発揮するなど、「エマージェンシー」に備えた覚醒に関連

していると思われます。

なぜ、覚醒のニューロンが複数あるのかというと、覚醒時にはそれに伴って

さまざまな生理現象が生じるからで、よくある「緊張」「集中」「注意」なども

覚醒のの重要な行動状態です。

一方、ノンレム睡眠では脳全体の活動量が低下し、役割も5つに絞られます。

いわば「受け身」状態で、まさに「フラジール」なのです。なので、ノンレム睡

眠時に活動する神経細胞は限られていて、ほぼ視床下部に固まっています。

つまり、覚醒を呼び戻すには、ノンレム睡眠時に比べるとはるかにたくさんあり

役割が分担されているそれぞれの覚醒スイッチをオンにしましょう。

噛めば噛むほど目が覚める

たくさんある覚醒のスイッチを、仕事中にオンにするには、いろいろな

やり方があります。

たとえば「ガム」。

「噛まずに食べる眠気の多いマウス」について記しましたが、噛むことで

脳は活性化されるという性質を利用しましょう。

ミントやカフェイン入りのリフレッシュ効果や覚醒効果がある成分が入った

ガムをよく噛むと、「覚醒成分の刺激」と「噛む刺激」2つが同時に手に入ります。

「眠くなったら、コーヒー」というのも定番の覚醒スイッチです。

カフェインには覚醒作用があることは確認しました。

メーカーによって差はありますが、エナジードリンクの類には、もれなく

カフェインが入っていて、カフェインは世界中でもっとも消費されている覚醒系

の物質です。「カフェインといえばコーヒー」というイメージが強いですが

実は緑茶や紅茶にもカフェインは含まれていまして、特に抹茶の含有量

は高いです。もちろん、カカオ豆から作るチョコレートやココアにも

含まれています。

冷たいものを持つと眠気が逃げる?

では「ホットコーヒー」と「アイスコーヒー」とは、どちらが目覚めに効く

でしょうか? ホットコーヒーやみそ汁など温かいものを飲めば、多少は体温

が上がり覚醒度が上がります。

なので、飲み物でしたら冷たいものより常温、もしくは温かいもののほうが

覚醒を助けてくれます。

「深部体温と皮膚体温の差が開くと、眠気が弱まる」ことに関連して「冷たい

缶コーヒーを持てば、手を冷やして眠気は飛ばせるか?」ときかれたことが

あります。理論的には成り立ちますが、残念ながらエビデンスはまだなく、

直接的な覚醒作用は薄いでしょう。(そう意識することで、脳が1時的に働く

かもしれないですが)。ただ、効果があったという人もいますので、5分間くら

い持てば、覚醒度をあげられる可能性もあります。

この手を使う体温調節については、実はさまざまな可能性があります。

体温調節を専門にするスタンフォードの生物学教授のクレイグ・ヘラー氏らは

肘から先を入れる小さなドームのようなデバイスを開発しました。

これは吸引して手の血管を拡張する装置で、効率よく体を冷やしたり

温めたりすることができます。

スポーツでは冷やすことで疲労が回復したり、運動能力が上がる効果が確認

されています。プロ野球のピッチャーが、降板ごに、腕を冷やしている光景

はよくみますね。実際、ボクシング選手にこの装置を着用してもらったところ、

「疲れが全然でないので、トレーニングの効果が上がります」といわれました。

また、ある学生に着用後懸垂をしてもらったところ、普段よりも多くの

回数をこなせ、筋肉も効率よく鍛えることができます。

アメフトのチームではすでに応用しているところもあります。

野球選手のパフォーマンス向上にも一役買えそうで、特に東京ドームなど

室温が高い効果が期待できます。

肘下の血管を拡張させるだけでトレーニング効果があり、

体力を温存できるので、スポーツ競技で秘密兵器になりそうですね。

熱中症患者への応用も期待されています。

また、体を急速に温めることも可能なので、手術中の麻酔で急激に

体温が下がった患者や、潜水後に体温が上がらなくなったダイバーへの

応用も考えられている。これほどまでに、手が体温に持つ影響力はおおきいのです。

スポンサーリンク




Twitterでフォローしよう

おすすめの記事