【西野亮廣】ハイパフォーマーの知られざる「睡眠事情」に迫る
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【西野亮廣】ハイパフォーマーの知られざる「睡眠事情」に迫る

SLEEP LAB.com編集部 by Brain Sleep
2021/06/04

タレント、絵本作家、オンラインサロン主催と幅広い分野で活躍している西野亮廣氏。多くのメディアに出演されるかたわら、今年の春には新しい絵本の完成も予定していて、文字通り「寝る間もない」ほど忙しいはず。彼は一体いつ、どのように寝ているのだろうか?

そんな西野亮廣氏を招き、2021年4月14日、睡眠をテーマにしたイベントを開催。申込総数は1678名にのぼり、改めて睡眠課題への関心の高さがうかがえた。本記事では、イベントの様子を前後編の2回に分けてお届けする。

前編では、イベントプログラムの第1部「公開睡眠コンサルティング」の様子を中心にお届け。多忙な西野亮廣氏の睡眠事情に睡眠学の権威、西野精治氏が迫った。

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西野亮廣は睡眠時間の短さにおいて、日本で1%以下の人材

ゲストには絵本作家、お笑い芸人としても活躍し、オンラインサロンとしては日本一のメンバー数を誇る「西野亮廣エンタメ研究所」を運営するなど、マルチに活躍する西野亮廣氏を迎えた。さらに、ブレインスリープ代表取締役兼、最高研究顧問でスタンフォード大学教授の西野精治氏にも米国から中継で参加いただいた。ファシリテーションはNewsPicksの久川桃子氏が務めた。第1部は「公開睡眠コンサルティング」。領域横断でマルチに活躍されている西野亮廣氏の睡眠事情を睡眠学の権威、西野精治氏が掘り下げた。とくに序盤驚かされたのは、西野亮廣氏が多忙にもかかわらず睡眠の質が非常に高かったこと。久川 西野亮廣さんには事前にブレインスリープがNTT東日本と一緒に提供している法人向けサービス「睡眠偏差値forBiz」を特別に受けていただきました。そのスコアは60.9で、全国順位からしても非常に優秀な数字でした。実際に西野亮廣氏に受けてもらった「睡眠偏差値forBiz」の診断結果西野亮廣 これがいいのか悪いのか、よくわかってないのですが、どうなのでしょう?西野精治睡眠偏差値60.9は非常に高いスコアです。何かアドバイスをと言われてますが、逆に私が西野亮廣さんにアドバイスいただきたいくらいです(笑)久川 西野亮廣さんはショートスリーパーのイメージがありますが、実際は一日の睡眠時間はどれくらいなのでしょうか?西野亮廣 2~3時間です。酔っ払ったりすると長時間寝ることもありますが、普段起きている間はずっと何かやっているので、そんなに長い時間寝ることはないですね。久川 決まった時間に寝るとか、起きるとか、何か心がけていることはあるのでしょうか?西野亮廣 それもとくにないんですよね。朝の5時ぐらいまで働いて、疲れてバタンとベッドに倒れ込むような生活をしています。それでも寝起きが悪くなることはないですし、問題なくスッキリ起きられます。イベント配信画面。西野精治氏は米国からオンライン登壇西野精治睡眠時間が短くても他の要素がかなり良いので高いスコアが出ているのだと思います。西野亮廣さんのような、いわゆるショートスリーパーと呼ばれる方は芸能人や経営者、政治家などに多くいらっしゃいます。ただ、その数は非常に少ないです。例えば、日本人の場合平均の睡眠時間は7時間くらいで、そのうち平均の睡眠時間が4時間以下の人は1%を切ります。ショートスリーパーは親からの遺伝による影響が強いとされていて、みんながみんな同じようになれるわけではなく、西野亮廣さんはある意味特異な体質なのかなと思います。

「分割睡眠」は忙しいビジネスパーソンにフィットする!?

久川 羨ましいです。日中眠たくなったりもしないのでしょうか?西野亮廣 仕事がつまらないと眠たくなることもありますが、目の前のことに没頭しているとき睡魔に襲われることはないですね。ただ、昼間でも時間が空けばよく仮眠を取ります配信スタジオの様子(左:NewsPicks 久川桃子氏)西野精治 それはいいですね。夜中にまとめてではなく、日中も含め少しずつ寝ることは「分割睡眠」と呼ばれていて、Apple創業者のスティーブ・ジョブズも同じ睡眠方法を採用していました。夜4時間ほど寝て、日中に20分の睡眠を少しずつとるのです。眠気が強いときに寝ることで、寝つきが早く、質の高い睡眠がとれることが分かっていて、 西野亮廣さんは効率よく睡眠が取れているのだと思います。西野亮廣 なるほど。逆に先生はどんな睡眠方法をとられてるのですか?西野精治 やはり分割睡眠ですね。おかげで、締め切りに追われていても、夜ちょっとだけ寝て、また起きて仕事をすることで対処できています。また、私は日本と米国を行き来することが多いのですが、 こまめに睡眠をとることで時差ボケを回避することもできます。分割睡眠は、忙しい現代人にフィットする睡眠方法かもしれません

睡眠開始後、最初の90分が身体に与える影響は大きい

さらに睡眠の役割について、西野精治氏に改めて話を聞いた。西野精治 もともと睡眠は1950年代頃までは「眠気をとる」「疲れをとる」といった役割しか考えられていませんでした。レム睡眠が発見され、睡眠時も脳が活発に活動していると分かってからは研究が進み、記憶の定着や整理に睡眠が重要な役割を果たしていることが分かってきました。1960年代に入ると、入眠した直後の深い睡眠状態のとき成長ホルモンが分泌されていることが明らかになり、睡眠が身体のメンテナンスや新陳代謝を促す役割も担っていると判明。最近では、日中脳に溜まった老廃物を除去する役割があることもわかり、疾患、病気のリスクを下げる役割も果たすと考えられるようになってきました。久川 西野精治先生は、入眠後最初の90分が重要とよくおっしゃってますよね?西野精治 そうですね。一般的には、就寝後すぐにノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠が訪れ、それが約90分ほど続き、次は浅い睡眠が訪れる、という循環が明け方まで4~5回続きます。最初の深い眠りは、先ほどお伝えした記憶の整理や身体のメンテナンスなどの面で重要な役割を果たします一方、明け方の深い眠りは起きるための準備を担っています。ですので、どちらも必要ではありますが、時間がない場合はどちらかというと最初の眠りを確保する方が日中のパフォーマンスは高まるとされています

枕選びは、「通気性」もチェックすべし

久川 質の良い睡眠を得るには寝具選びも大事かと思います。実は西野亮廣さんには1週間ほど前から、西野精治監修のもとブレインスリープが開発した枕「ブレインスリープピロー」を使ってもらっていましたが、いかがだったでしょうか?実際にブレインスリープピローを持ちながらトーク西野亮廣 僕はあんまり良くないものを「良い」と言いたくなく、CMをやらないタレントなのですが、この枕に関しては本当に良かったです。

久川 この枕ですが「抜群の通気性で脳を冷やす」「自分の頭の形にフィットする」「地球に優しく清潔」という3つの特徴があります。西野亮廣 個人的には、今の枕が自分にとって合っているのかが気になっているのですが、どういった枕が良いのでしょうか?西野精治 まず、枕は人間が二足歩行に進化してから、大きくなってきた頭を寝ている間に支える役割を果たします。また、気道の確保という観点でも重要な役割を果たしていて、高すぎても低すぎても気道が曲がってしまい、呼吸障害が起こってしまう可能性があります高さだけではなく、頭にこもった熱を逃がせるかどうかも重要です。脳は身体の体温と同じで昼間は高くて夜は低くなる傾向があり、寝る際は熱を放出します。その際、頭にフィットしすぎる枕だと、熱がこもってしまい、 逆に寝苦しくなってしまうのです。なので、枕を選ぶ際は、通気性の良い素材であるかどうかも重要です。久川 視聴者の皆さまへ眠りを改善するためのアドバイスは何かありますか?西野精治 なかなか難しいかもしれませんが、とにかく寝る前は頭を空っぽにすることを意識してもらえればと思います。寝る直前になっても仕事の緊張感を保ったままで、脳が興奮してしまっている人は多いです。そういう人は寝つきが悪く、ちょっとしたことでも目が覚めてしまいます。 大事なのは日中と夜とでメリハリをつけること。昼間は一生懸命働き、夜は食事をするタイミングでしっかりリラックスするのが重要です。久川 西野亮廣さんのようなショートスリーパーで睡眠時間が短くても日中のパフォーマンスに影響がない方はごく一部で、睡眠に課題を感じている人も多いのかと思います。それらの悩みは人によって違うので、それぞれの人に適したソリューションをつくらなければならないと感じました。後編では、実際にブレインスリープと一緒に睡眠に関するソリューションを共創している3社の担当者を加え、西野亮廣さんと一緒に新しいプロジェクトの構想を練ったり、共創のあり方について考える「SLEEP LAB.com共創トーク」の模様をご紹介します。主催:SLEEP LAB. com協賛:株式会社ブレインスリープ(後編はこちら)イベント内で紹介された高級枕「ブレインスリープ ピロー

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