A、寝具選びのアドバイスなどを読むと、あまり柔らかなマットレスやベッドのクッション
は、体が沈み込み、腰を痛めるので、硬めのほうがいいというのが、ほぼ定説になっています。
これは確かにそうで、ふかふかの柔らかい布団はでは、正しい寝姿勢を保つことができません。
寝返りもうちにくく、背筋のカーブが崩れて、筋肉に負担がかかるからです。
朝起きたとき、腰や肩、首が痛くて 不快な症状が、続くようであれば
枕の高さ、硬さとともに、敷布団の状態も、確認したほうがいいでしょうね。
ただ最近は柔らかい布団を避けるあまり、必要以上に硬めのマットレスやベッド
を求めるようですが、これはこれで、問題があります。
年齢、体重、などによって、最適な布団も変わってきます。
例えば、あまりにも硬い布団は、背中が鬱血し、寝返りの回数は必要以上に
増えすぎて、眠りが浅くなる恐れがあります。
それでも、板の上に寝るように、硬いのがいいという人は
それで、熟睡できるなら、いいでしょう。
まっすぐに天井を向いて寝た場合、腰と肩と背中の上部だけで体重を支えて、
背中の中心が、布団から浮いている状態になっているようでしたら、
その布団は、硬すぎるとおもっていいでしょう。
硬すぎる布団で寝る人は、腰に負担がかかりすぎるので、
あおむけで寝ることができずに、横向きで寝るようになりがちです。
横向き用の枕もありますが、枕によっては、肩に負担がかかり、肩こりや
四十肩の原因にもなります。
あまりメインテナンスができていない、いわゆる「煎餅布団」を好んで使っている人も注意が必要です。
最初に買ったときは、ちょうどいい硬さであっても、綿布団の場合、体重がかかるのと、汗を吸収してしまうので
何年か経つと、薄くなり、硬い布団になってしまいます。
布団は毎日使っているものなので、その変化に気が付きにくいものです。
人間、人生の3分の一、寝具を利用しているので、健康に欠かせない、睡眠を支えるのが寝具ですので、
ある程度年数がたてば、買いなおすなり、打ち直しをお勧めします。
敷布団の硬さは、個人差がありますが、おおよそ、筋肉の同じぐらいの柔らかさがベストだと言われています。
これは、布団と体の間にすーっと、手が入らないくらいのへこみ具合です。
購入されるときの、参考にしてください。