![Q&A、寝酒は効果がありますか?](https://kaimin.xn--1-nfud2bza2ad0c.xyz/wp-content/uploads/2019/11/9eaaebe2eeb050d3a29ed2906aa113f4.jpg)
A、飲みすぎると、逆効果になりますので、注意が必要です。
アルコールと睡眠の関係について、お客様から、よく相談を受けます。
「ぐっすり眠るために、寝る前に強いお酒を飲むのですが、やっぱり良くないでしょうか」
こういう、質問が来れば、私は「ほどほどにしてくださいね」と答えています。
たしかに、少量のアルコールなら、血流があがり、体温の上昇し、スムーズに
心地よい眠りに入ることができます。
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こういう効果がある寝酒も、飲みすぎると悪い作用をもたらします。
まず、アルコールには利尿作用があります。それで夜中に目が覚めることが
本来、ぐっすり眠っている時間にトイレに起きたり、体温がさがったりするため、
睡眠の質は低下します。
さらに、眠る前の飲酒には、腎臓や肝臓に負担をかけるというデメリットがあります。
少量にままでいくのならいいのですが、
あいにく人の体は刺激物に耐性を作る作用があります。
眠りにつくために、お酒に頼っていると、次第に飲む量が増え、それが、長年の習慣となれば
最後には、腎臓や肝臓の大きな病気につながることになります。
人の健康のベースとなる睡眠のために、毎晩少しづつ健康を損ねる習慣が積みあがって
行くのは本末店頭でしょう。
もちらん、飲酒が絶対にダメだということではなく、好きなお酒を片手に
1日の終わりに体と心をリラックスさせるひと時が、何物にも。かえがたい幸せと感じて
いるなら、まったく問題ありません。
問題はアルコールに頼って眠ろうとすることです。
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その人が心身共に健康なら、別にお酒に頼らなくても眠れるはずです。
そのうち「飲まないと眠れない」という思考パターンを脳が作ってしまうのです。
お酒に頼らずにしっかり眠れる人は、多少ストレスがかかっていても
朝目覚めたときには、立ち向かう力が養われているはずです。
そして再び夜が来た時に自力で眠りにつき。昼間のストレスをリセット
する力が、本来人間には備わっています。
にもかかわらず、お酒に頼らないと眠れないということは、
ストレスが過重にかかっている状態です。
ストレスがあるから眠れない、眠れないからお酒に頼る。
お酒に頼るから睡眠の質が落ちる。睡眠の質が落ちるからストレスが
リセットされない。
この悪循環の輪をどうしたら、断ち切れることができるのでしょう。
永年の飲酒習慣が生活習慣病の原因となり、依存症やうつ病などを
引き起こすことは、多くの人が知っています。
それでも、お酒の力を借りなければ眠れない人はいったいどうしたらいいのでしょうか?
先に述べたように、お酒が全面的に悪いわけではありません。
ストレスと睡眠不足と飲酒が作る負のスパイラルにはまっていなければ
生活のスパイスとしてお酒はとても魅力的なし好品です。
ポイントはその飲酒を楽しんでいるかどうかということです。
まずは自問してみてください。
「この1杯を心からくつろぎ、楽しんで飲んでいるか」
「仕事やプライベートでイライラしたり不安だったりすることはないか」
「現実逃避になっていないか」
もしも、この自問で1つでもノーが付いたら、少し考えてみることをお勧めいます。
次のような負のスパイラルに陥っていないでしょうか。
ストレスが溜まっているからお酒に逃げる。
↓
お酒を飲んで何もかも忘れた状態で眠りにつく。
↓
しっかり眠ることができない。
↓
あさ、すっきり目覚めない。
↓
ストレスが眠りで快勝できていない状態。新しいストレスが積み重なる。
↓
ストレスが微増した状態で最初に戻る。
↓
負のスパイラルはどこかで断ち切らなくてはなりません。
そのどこかをどこに持ってくるのか。まずはお酒なしで上質な睡眠を
しっかりとること。
結局「心と体を整えるために必要な解決策は、良質な睡眠である」という答えに
行きつくのです。
私の経験を少し話してみます。
若い時は、そとでむちゃのみをして、そのまま、布団に入っていました。
寝ざめは、良くなかったですね。二日酔いも同じ症状です。
最近は、食事の時に晩酌をし、そのあと眠るまでは、飲酒はしません。
若い時は、食事の後も、寝る前まで、ちびちびお酒を飲んでいました。
年を取ってくると、お酒がつよすぎて、朝の目覚めが良くなかったので
寝る前の飲酒はやめました。
宴会などで、多くの人と、話品が、飲んでいるとなかなか、酔いません。
しかし、家でのみすぎると酔いが早いです。
朝の目覚めが不快であれば、この日はずーーと、不快なままです。
なので、そういう飲み方はやめました。
皆さんも、自分の体に合った、飲酒を見つけてください。