スポンサーリンク




睡眠不満足者」はこんなに損している!

そんな夢の世界から目覚めたとき、あなたはどれぐらい自分の眠りに

満足しているのでしょうか?

「ちっとも眠れません。私は不眠症だと思います。」こう答えて、

睡眠クリニックにやってくるたくさんお人を診察し、検査をしましたら、

実は寝ていたというケースはアメリカでも日本でも多くあります。

医師たちは「ミスパーセッション(誤認)」でかたずけてしまいますが、

本人は、「不眠=量の問題」と思っていたら、「寝ているのに疲れが取れない

=質の問題」だったのです。

さらに、何らかの未知の病変がある可能性も否定できません。

何が原因にしても、患者が困っているのですから、良い睡眠でないことは

確かです。

「自分の睡眠に満足している」という人は少数派です。

「」寝つきが悪い」「睡眠不足だ」「眠れているのに疲れが取れない」という人は

感覚的にではありますが70%以上、逆に「満足している」という人は

30%にもにも満たないのです。

しかし、こと睡眠委おいては、この「不満足」が普通となってしまっている

印象を受けます。

えてして「不幸なこと」だとはあまり認識されていないようです。

この「不満足感」を解消すれば、脳と体のコンデションが上向き

、「注意散漫」や「体調不良」といったネガティブな問題が限りなく

ゼロ日被くのは菓子かなのですが。

あなたの「眠りの質は」どうすればわかるのでしょうか?

では、どうすれば自分の睡眠が満足いくものかどうか、厳密にわかるのでしょうか?

睡眠の良しあしを科学的に測定するために、専門家は「睡眠ポリグラフ」

という装置を用いて脳波、筋電図、眼球運動、心電図を同時に記録します。

複数の生体シグナルを同時測定するのが「ポリグラフ」です。

睡眠ポリグラフは、睡眠の深さと量を測定するために、1950年代

に考案されました。

現在に至るまで進化を続け、多角的に各部の動きを計測してくれます。

例えばレム睡眠時には筋肉がが脱力するので筋電図を図ります。

それに、急速眼球運動も出現するので眼球の測定もできます。

また「睡眠時無呼吸症候群」は頻度も多く重篤な睡眠障害なので、呼吸と

動脈の酸素も同時に測ります。

同時測定したこれらのデータをもとに、「あなたの睡眠を「30秒ごとに、眠り

のステージを各4段階で判定する」のが「睡眠ポリグラフ検査」です。

健康な人の睡眠パターンはある程度決まっているので、

睡眠の深さや移行パターンが通常通りであれば、良質の睡眠であると言えます。

とはいえ、睡眠の量と質を正確に測定できる施設は限られており、加えて

非常に手間と時間がかかります。患者の拘束時間は長く、そして医療機関の

労力も大きい、当然、検査費用も高くなります。

もっと、困るのは、検査室の睡眠環境です。データ計測のためとはいえ、

体中にコードを張り巡らされればよけいに眠りづらく、普段の睡眠状態は

反映されにくいと言わざるをえません。

検査しにくいからこそ、科学的診断の前に、自覚症状という1番精度の良い検査

方法をフル活用してください。

睡眠は誰とも共有できない個人的な体験なのです。

また、眠りの前後だけでなく翌日のパフォーマンスについても、

「自分の感覚」を点検すると、質の良い眠りがとれているかどうかが見えてきます。

睡眠とあなたは切っても切れない関係にあります。「眠い」「もっと寝たい」

という感情は睡眠からあなたに発せられた「救難信号」なのです。

逆に、日中コンデションが良く集中力が続いているなら、睡眠がしっかり

仕事を果たせていることの「夜の世界からの内なる報告」だと受け止めてください。

「致死率40%」なのに身近な睡眠障害

眠りに悩む人の多くは、このブログを読むことで、大部分が改善します。

しかし、睡眠には未知の部分がまだたくさんあり、思わぬ病気が

隠れていることもあるので、注意しましょう。

不満足な睡眠によって、「集中力の著しい低下」など、日常生活に

明かなトラブルが起きている人は、睡眠障害の疑いもあります。

是非、「一度診察を受けていただきたい。

なかでも睡眠時無呼吸症候群は、頻度も高く危険な睡眠障害です。

欧米人の場合、肥満している人に起こりやすいという特徴があります。

脂肪が気道を狭めて圧迫するのが大きな要因です。

ところが日本人の場合、痩せていても睡眠時無呼吸症候群になります。

アジア人は顔が平たく、下あごが奥まり、軌道がもともと狭いからです。

この病気の危険信号は「いびき」「大きないびきをかき、良く息が止まっている」

という指摘を家族に受けたことがあるなら、睡眠時無呼吸症候群の恐れがあります。

もちろん、いびきだけで呼吸が止まっていないこともありますし、

健康なひとでも、睡眠中に時々呼吸がとまるのはめえずらしいことではありません。

特に飲酒した夜など、多少止まることがよくあります。

大人の場合、「10秒間の呼吸停止が1時間に5回くらいであれば

問題ないとされています。

しかし、睡眠無呼吸症候群は1時間に15回以上も呼吸が止まる。

60回くらい止まる人もいて、この状態になると、1分ごとに、10秒も20秒も、

首をぐっと絞められたのと同じ状態で寝ていることになります。

これでは「眠った気がしない」と思うのも当然です。

睡眠時無呼吸症候群は、さまざまなトラブルを引き起こします。

日中にマイクロスリープが頻繁に起きる

肥満、高血圧、糖尿病など、さまざまな生活習慣病になる

血液が粘着質になり、心筋梗塞、脳梗塞が起こりやすくなる。

休息できない。自律神経、ホルモン、免疫も正常に働かない。

重症の場合、放っておけば約4割の人が8年以内に死亡します。

カナダの調査では、「睡眠時無呼吸症候群の人は、診断され治療がなされれば

個人の年医療費総額が半分に減る」というデータがあるほどです。

睡眠時無呼吸症候群は、マウスピースで気道を広げたり、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸法)

という器具の装着で呼吸停止を防ぐといった治療で、比較的簡単に

改善します。

心配な人は、ぜひ診察を受けてください。

「睡眠時無呼吸症候群」という睡眠障害の認知度は高まっているようですが、

まだまだ、「肥満体型の中年男性がかかりやすい」イメージが強いようです。

しかし、これは「体が大きい人」「ある程度年を重ねた人」に限った話ではありません。

老若男女、子供も含めたすべての年齢で発症します。

また、心不全などの疾患に合併してお年寄りが発症リスクも高いので、注意してほしい。

いびきは「歯の悲鳴」?

損な睡眠障害のサインともされる「いびき」ですが、厳密にいいますと、

いびきは口呼吸であり、口呼吸も睡眠の質を下げます。

哺乳類は本来、鼻呼吸が優位です。少し昔の実験ですが、成長期のサルの

鼻の穴をふさぎ、口呼吸をさせる実験をしました。

すると、サルの歯並びは、短時間に一目でわかるほど悪くなりました。

ちょうど、両八重歯がぐっと前に突き出たような状態になりました。

鼻をふさがれ、過剰に気道を確保しようとしたために、歯に異変が

起きたのではないかと考えられます。

これほど、鼻呼吸は大切なのです。

ここから、歯科矯正をする前、「就寝時に呼吸障害がないかを疑う」教訓が

アメリカで生まれました。

アメリカではとくに歯科矯正が盛んなので、これは重大事項だったのです。

「眠っているのに眠気が取れない」という人は、起きているとき「鼻で吸って

鼻で吐く」呼吸についても意識したほうがいいと言われています。

具体的には、「鼻で吸って鼻で吐く」腹式呼吸を日中意識してやってみてください。

そのうえで、毎日眠る前に深呼をして交換神経を落ち着かせて副交感神経優位

にしてみましょう。

この腹式呼吸が習慣になれば、睡眠中でも、口呼吸で眠らずに済み、

いびきも解消するでしょう。

世界的研究者を変えた「睡眠力革命」

かように睡眠の質が悪いと、目に見えて健康被害が起きる。

日中のパフォーマンスも確実に下がります。

ビジネスパーソンの場合、特殊な才能がある人以外はわずかな差が

成功するかしないかの分かれ目となります。

ネガティブインパクトはできる限り排除するのが得策です。

また、あなたがリーダーだったり、重要なポストについているのでしたら、

睡眠の質を高めるのはもはや義務というぐらいに心得てください。

あなたの意思決定で多くの人が影響をうけるのに、質の悪い睡眠で頭が

ぼんやりしていたり、体調がわるかったり、ましてや仕事中にマイクロスリープ

がおこったりするなど、言語道断です。

事実、アメリカではリーダーほど眠りを大切にしています。

「睡眠を大事にするのが、アメリカ上層部の強み」だと、

つくづく感じるほどです。

プライバシーの問題があるので詳しく書きませんが、世界的に著名な

ある研究者は「眠っても疲れがとれないし、日中も頭がさえない」と悩んでいました。

私は話を聞いてすぐに睡眠クリニックを紹介し、アポイントもとって

差し上げたところ、「睡眠時無呼吸症候群」という診断が下されました。

どんなにつらかったことでしょう。

毎日夜な夜な「見えざる手」によって首を絞められながら、必死に重要な仕事を

こなしていた彼の負担の大きさに胸が痛みました。

睡眠時無呼吸症候群は恐ろしい病気ですが、対処療法ではあるものの、

効果絶大な治療法が確率されています。器具を付け始めると、

彼の睡眠の質はたちまち改善しました。

自分がいかに研究に集中できていなかったのか、今ではそれがはっきりわかりま

す。きちんと眠れることで昼間の眠気もなくなり、劇的にパフォーマンスがかわ

りました。まるで、脳の移植手術をしたみたいだ。

治療後の彼のうれしい言葉は、今でもわすれられません。

睡眠時無呼吸症候群に限った話ではないのです。

今の睡眠の質が良くない人は、逆にいますと、眠りの正しい知識を得て

眠り方を改善することで、脳がまるで新しく生まれ変わったかのように、

思考がクリアになり、仕事のパフォーマンスを上げられるのです。

睡眠を変えることの効果は測りしれません・・・子の眠りの質の重要性を

押さえたところで、次のステップである「眠りの質」を左右する「黄金の90分」

について話を進めていくことにしましょう。

スポンサーリンク




Twitterでフォローしよう

おすすめの記事