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世界のエグゼクテイブが大事にする「眠りの共通点」

トップアスリートほど「眠りへのこだわり」が強かった!

ソチ五輪に出場した日本人アスリート100人の寝具の好みについて

解析したことがあります。

調査を実施し、解析を依頼してきたのは寝具メーカーのエアウイーヴ社でした。

同社はアスリートに愛用される高反発マットレスで急成長した会社です。

すると、競技ごとに選手が好むマットレスは明らかに違うことがわかりました。

例えば、ボブスレーの選手は硬いものを好み、フィギュアスケート選手は

比較的柔らかいものを好むことがわかりました。

これはアスリート以外にも当てはまるようで、体重が重く、がっちりした

体系の人ほど硬めを選ぶ傾向があることがわかりました。

大柄で硬い筋肉をもつボブスレーの選手と、細身でしなやかな筋肉をもつ

フィギュアスケート選手は、パフォーマンスは全く違うだけに、

「眠りの好み」が異なっています。

さらに興味深かったのが、エントリーしている選手と控えの選手の比較です。

控え選手に比べると、代表選手のほうが眠りへのこだわりが明らかに

強いことがわかりました。

トップアスリートほど、寝具、明るさ、室温など、「睡眠時の環境」について、

はっきりした自分の好みを持っていました

試合に最高のパフォーマンスをし、どん欲に記録を伸ばすには、

起きているときのトレーニングや食事だけでは「足りない」ことを

彼らは知っています。

それゆえ、眠りに対してもセンシテイブで、常にベストを目指しています。

勝負への執念ともいえるトップアスリートのこだわりを目のあたりにし、

これは、ビジネスパーソンにも当てはまるのではないかと感じていました。

「睡眠ジャンク「」から脱出するには

睡眠の専門家としてプロのテニスプレイヤーやメジャーリーガー力士

などにアドバイスをしたり、世界のエグゼクティブたちに、眠りについて

話す機会があります。

職業、人種、年齢、キャラクターはまちまちですが、いわゆる「超一流」の人たちを

みていると、共通点があることに気が付きます。

①超一流の人は、自分の専門分野で成果を上げる。

②超一流の人は、専門分野の枠を超えても、見識が深い

③超一流の人は、物事をうまく運ぶコツやつぼを抑えている。

   成功への普遍性を備えている。

④超一流の人は、卓越した行動力がある

⑤超一流の人は、正しい情報収集と理解力をぶきにする

超一流の人は、努力と成功のプロセスを通して人格も磨かれているので、

「先生のアドバイスのおかげでの睡眠が改善しました。」など、うれしいことを

言ってくださるが、実は違うのです。

アドバイスを受けただけでは、ひとはかわりません。

キーポイントは⑤であげた「正しい情報収集と理解力」にあるのです。

超一流の人のまわりにはたくさん人が集まります。あらゆる方面の話を

効くでしょう。

しかし、彼らは決して大量の情報に振り回されたりしません。

ジャンクだらけのデータの海の中から本当に必要なものを取捨選択する

という「正しい情報収集力」があります。

だからこそ、超一流の人は成功までの最短ルートを見極め、短いスパンで

結果を残すのだと思います。

「睡眠ジャンク」から抜け出すためにも、まずは選び抜いた「睡眠エッセンス」

を読者の皆様にしっかりお伝えしていきたい。

知識が脳に眠りをもたらす

知識は深刻な睡眠障害にも役に立ちます。

日本でもアメリカでも、慢性的に不眠の症状を抱変えている人はおよそ

20~30%いるとされていますが、「不眠症の治療には睡眠薬」というのが一般的

ですね。今は副作用も少ない良い薬が出ていますが、問題は常用性と依存性

「服用量が次第に増え、薬をやめると眠れない」ということになります。

それでいて不眠症は、「プラセボ(偽薬)効果」が高いです。

つまり、ただの小麦粉でできた錠剤でも、「これかなり強い睡眠導入剤です。」

と医師が処方すれば、患者はあっさりと眠れたりします。

要は、睡眠はそれだけ脳とかかわりが深いということです。

そこで薬を使わずに不眠症を治そうと始まったのが「認知行動療法」といわれる

手法です。

①正しい知識を得て理解を深める(認知)

②翌日の活動の質・パフォーマンスを上げるための行動付けをする(行動)

例えば「仕事のプレッシャーで眠れない。「酒でも飲んで寝よう」という

かんがえのもとに、寝しなに大量のアルコールをとる人がいたとします。

これは間違った認知行動の代表です。

大量のアルコールは眠りを浅くし、睡眠の質を確実に落とします。

アルコールの利尿作用と飲酒による水分摂取でトイレに行きたくなり、

目が覚めてしまうことになります。

睡眠の量が確保できない人は、絶対にやってはいけない眠り方です。

そこで「仕事のプレッシャー「で眠れない。だからよく眠るため絵の2つの

スイッチを入れよう」というこれから、取り上げる正しい知識を理解した上で

正しい行動をする。

その行動が習慣になれば、ストレスによる不眠は解消されます。

これが「眠りの認知行動療法」なのです。

認知行動療法の長所は、薬と違って依存性も副作用もなく、やめても

リバウンドがありません。さらにお金もかかりません。

睡眠の臨床医たちは、「まず患者に睡眠生理の説明をしてから

認知行動療法に移ると効果が上がる」と述べています。

だからこそ、この章でお伝えする睡眠の基礎知識を理解し

間違ったジャンク情報を捨てたうえで、「眠りのためになる」行動へと

移っていただきたい。

15分もあれば読了できるように、重要な点だけに絞って

ダイジェストでお伝えしいきますが、すでに」ご存知の方は、さっと

ななめ読みして、確認していただくだけでも、いいです。

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