![健康と睡眠「体温36.5度の理由」](http://kaimin.xn--1-nfud2bza2ad0c.xyz/wp-content/uploads/2019/11/a6cd7fe53109d067aa2a19b754fc9d33.jpg)
あなたの平熱はいくらですか?と聞かれて 即答できますか?
「私の平熱は36.5度です。」です。と自己申告した人が、実際に図ってみると
35.5度どったというケースがありました。
この方は、不眠や目無理の質が低下しているといって、相談に見えたかたですが、
風邪をひいたときや、検診の時以外、体温を測ったことがなかったそうです。
私も、どちらかというと、風邪気味の時や、ちょっと、体調が悪い時いがい、
測らないほうでした。
![](http://kaimin.xn--1-nfud2bza2ad0c.xyz/wp-content/uploads/2019/11/sleep_img01.jpg)
逆に私の妻は、毎日、体温と血圧を測るタイプでして、私が、体調悪いと
必ず、体温計をもってきて、強制的に測ることになっています。
私も、どちらかというと、平熱は低いほうです。
なので、たまに、風邪をひいて 38度近くになるともううごけません。
平熱が低いということは、多くの場合 内分泌が活発でないということを意味します。
50代の女性の方で、いつもどこか体調がすぐれなくて、よく相談というか、
話を聞いてもらいたいのか、話し相手になります。女性の場合は妻が聞き役になっています。
少し神経質すぎるように、私はおもっているのですが、まず、話を聞きます。
今日はどんな相談ですかと切り出します。
口の中が渇いて仕方ないとのことでした。
唾液の分泌が少なくなっているので、のどがかわくのでしょう。
こういう方は,たいてい低体温と渇く症状がセットになっています。
人間の体は、平熱が36.5度はないと、代謝は悪くなりますし、分泌も滞ってしまいます。
ホルモンも分泌物の1種ですから、ここから、すべての、体調不良がはじまっていると
考えていいでしょう。
![](http://kaimin.xn--1-nfud2bza2ad0c.xyz/wp-content/uploads/2019/11/sleep_img02.jpg)
人間の体がけがや病気で傷んだ時、そして疲労が蓄積した時は、薬を飲めば
すぐに治るというものでもありません。
薬を飲んだとしても、結局自分の体を治すのは自分なのです。
薬は,治す働きを活発にしたり、過剰な働きを抑制して、
体が治す働きをサポートしているに過ぎないのです。
この「自分の体を自分の力で修復する」作業は、人間が眠っている間に行われるように
なっています。
しかし、深く眠っている時間が少ないと、悪循環が重なって問題がお菊なってしまいます。
野生の渡り鳥は、人間が想像もつかないような長時間を飛んで移動しますが、
疲労した筋肉を修復するために、平熱がとっても高いと言われています。
他方で飛べない鳥の代表的な鶏や孔雀などは、平熱がひくいのです。
種が違うといえど、生き物としてもパフォーマンスによって
違いが出てくる 1例です。
平熱が低い人ほど何らかの不調を訴えやすい、そして、睡眠がうまく取れていない
場合が多いです。
この一連のことは、体の中で濃い因果関係をもっているのです。
![](http://kaimin.xn--1-nfud2bza2ad0c.xyz/wp-content/uploads/2019/11/b6f609e625736776ff8935b78e21d4da-640x516.png)