健康と睡眠「冷えと眠りのメカニズム」
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手足などの部分冷えに悩む人の話を聞いてみると、たいてい不眠に

悩まされていたり、眠りの質が低く慢性的な疲れを感じています。

このように冷えと不眠の間に何となく相関関係があると感じて

いる人は多いのですが、その具体的なメカニズムを理解している人は

少ないようです。

人間(動物)はなぜ睡眠を必要とするのでしょうか。

人間は、日中活動したり、脳を使って考えたりすることで

カロリーを消費します。

イコール、熱を生み出しているのです。

これは脳や胃、腸など体の奥にある内臓で行われてため、

起きている状態のまま体表面で熱を追う産するには限界があります。

そのため、眠って体を休めながら、体温を下げることで余分な

熱をとっているのです。

体温は下げておいて血液の流れに乗って熱を表面までだし、放出しています。

車のエンジンが過熱すると、いったんラジエーターで冷やす必要がある

のと仕組みは同じです。

眠くなってくると手足が暖かくなりますが、これはまさに、健康な

眠りの証です。

睡魔が訪れるのは、こうした体の生理現象にのっとっているのです。

子供が眠くなってくると、手足も自然と温かくなってくるのは

そのためです。

一方、大人の、特に女性だと、もともと筋肉量が少ないため

発熱体が物理的に少ないのが特徴です。

これは平熱が低いということにつながります。

悦を発散するまでに、発熱していなければ、睡眠のスイッチ

が入りにくいのは当然です。

しかも、体の末端まで熱を運んで放出することがないため、

起きているときから/手足が冷えているのです。

これを温めて睡眠を呼び起こすまでには時間がかかります。

そのうえ、人は体温が下がりすぎると生命の維持がむつかしく

なってしまうので、自然が覚めるようにできています。

このため、部分冷えを持つと余計に眠りにくく

そして長時間眠れなくなってしまうのです。

特に冬でもミニスカートやショートパンツをはき、襟ぐりが

開いたファッションを好む若い女性は要注意です。

部分冷えや慢性的な低体温が眠りの質を落とし、

免疫力の低下や妊娠しずらい体を少しづつ

作っていきます。

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